マイ箸のススメ!
私の母は、家族みんなが「麺」を食べていても、必ずご飯を食べるという程、ご飯が好きです。そんな母は私が小さかった頃、「お箸の国の人だもの」というフレーズのCMを気に入って、よく口ずさんでいました。(*^~^*)
私たち日本人の食事にはかかせない「箸」。
日本の家庭では、たいてい家族1人ひとりに自分専用の「マイ箸」や「マイ茶碗」が決まっていますが、実はこれ、日本だけの習慣であることってご存じでしたか? 海外では個人がマイスプーン、マイフォークを決めて使うことはないようです。また、箸を使う文化を持つ中国や韓国、ベトナムなどでも、いくつかの箸をみんなで共有するそうです。つまり、自分用の箸が決まっているのは、世界中で日本だけに見られる風習と言えるそうなのです。
とは言っても、「マイ箸」は家庭内で使うだけで、持ち歩くという人は、まだまだほんの一部。外出先では、割り箸を使う人がほとんどだと思います。
使い捨ての割り箸が定着したのは、江戸時代だそうで、おそば屋さんなどが盛んになって、酒樽の端材を利用した使い捨ての箸がたくさん作られるようになります。お客様へのサービスといった意味での使い捨て割り箸が生まれ、清潔好きの江戸庶民に喜ばれていたそうです。
しかし、21世紀になり、この使い捨てされる「割り箸」が大問題となっているのです。
何が問題かと言うと、割り箸を作るために、中国では大規模な森林伐採が進んでいるという事です。割り箸の日本での年間消費は約250億膳。日本で使用される割り箸の90%以上が中国で木を切り、日本に輸入しているのです。そして、ついに中国では、砂漠化や水不足が深刻となって、社会問題にまで発展してしまっているのです。私たちが、何気なくお店で使っている割り箸で、自然や人々が苦しんでいるのです。日本にも影響が出ています。それは、砂漠化した中国の砂が、「黄砂」となって、九州などに降ってくるのです。最近では、北海道にも黄砂が飛んでいき、「黄色い雪」が降ったとも。(;へ:)
私は、エコ生活をしている一人として、少し前から鞄の中に「マイ箸」を忍ばせています。私の箸は、解体してコンパクトになるもの。野球の折れたバットを使用していると聞いて、どこまでも環境に配慮しているな~と感心しながら購入しました。
値段は普通の箸より高め(\1,890)ですが、私が買った登山用品店のおじさんに「環境にやさしいよね。イイ箸だから長く使ってあげてね」と言われて、すっかり上機嫌。 (*^▽^*)
世界中には国境があります。でも、地球には国境はないのです。環境問題は、日本だけの事ではなく、全世界の人々、全ての自然を視野に入れて行わなければならないのです。このブログを読んで下さった、そこの「あなた!」。環境にやさしい「マイ箸」を使ってみませんか?(^▽^)
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コメント
Abeさん♪
マイ箸ユーザーが増えていくのが本当に嬉しいです。私の使っている「snow peak」という箸は、すでに4人の方から依頼があって、使ってもらっています。
韓国などの実情を教えて下さりありがとうございました。たかが箸。されど箸ですね~。(^_^)
マイ箸をどんどん伝えていきたいと思います。
投稿: シータ | 2006年10月 7日 (土) 20時41分
>> 箸を使う文化を持つ中国や韓国、ベトナムなどでも、いくつかの箸をみんなで共有するそうです。つまり、自分用の箸が決まっているのは、世界中で日本だけに見られる風習と言えるそうなのです <<
そう言えばそうだよね。去年、生長の家の練成会で韓国に行ってご家庭で料理を頂いたときもみんな同じ箸を使っていたし、今年3月に香港に行ったときも、レストランでも割り箸は見なかったです。そう言われるまで全然気付きませんでした。谷口雅宣先生が割り箸について、今年6月19日のブログで、「いかに日本文化の伝統といえども、“使い捨て文化”は地球温暖化時代には有害なのだ」と書いておられましたね。
私も遅ればせながら先日、「マイ箸」、購入しました!
-TA
投稿: T.Abe | 2006年10月 7日 (土) 12時58分